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【プレスリリース】系統用蓄電池事業の第1号案件を2024年に運転開始

系統用蓄電池事業の第1号案件を2024年に運転開始
~総容量約8MWh規模の蓄電所を開発~

2023年10月11日
日本エネルギー総合システム株式会社

 日本エネルギー総合システム株式会社(本社:香川県高松市、代表取締役:黒淵誠二、以下「JPN」)は、鹿児島県の「霧島蓄電池ステーション」にて系統用蓄電池事業として第1号案件の開発を実施いたします。


蓄電所イメージ

 本事業は、鹿児島県霧島市にて系統用蓄電池を取りまとめた総容量約8MWh規模の蓄電所を、2024年3月の運転開始へ向けて開発、運用する取り組みです。蓄電設備にはJPNの自社蓄電池ブランドJPN ENERGY BATTERY(略称「JEB」)※1の水冷式蓄電池システムの採用を予定しています。一連の事業においてJPNは蓄電所の開発およびメンテナンスを行い、グループ会社のRE100電力株式会社(以下、「RE100電力」)が、AIを活用したEMSにより蓄電池の充放電制御をはじめとしたアグリゲーション業務を担います。加えて、当該蓄電所の電力は卸電力市場をはじめ需給調整市場、容量市場といった異なる市場取引を組み合わせて運用することで、事業の収益最大化を図ります。

 昨今、再生可能エネルギーの需要が高まるなかで、電力系統の安定化が期待できる系統用蓄電池の重要性は増すばかりです。本事業において、JPNとRE100電力は蓄電所開発による調整力の創出に加え、「令和4年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」※2で培ったノウハウをもとに、蓄電所運用を通して実用的ビジネスモデルの展開やアグリゲーション技術の向上、事業の拡大に取り組みます。

※1.JPN ENERGY BATTERYサイト(https://jeb.jpn-energy.jp/
※2.「令和4年度再生可能エネルギーアグリゲーション実証事業」 における成果報告のお知らせ(https://www.jpn-energy.jp/news/entry-430.html

<参考資料>
蓄電所概要



予定配置図


事業名称 霧島蓄電池ステーション
所在地 鹿児島県霧島市
定格出力 1.99MW
定格容量 8.256MWh
電池方式 リン酸鉄リチウムイオン電池
運転開始日 2024年3月(予定)
取引市場 卸電力市場、需給調整市場、容量市場

以上